6. 繰り返し処理(for 文・while 文)¶
繰り返し処理はプログラミングで非常に重要な概念で,特定の処理を何度も実行する場面で使います.ここでは Python のfor
文とwhile
文を学びましょう.
6.1 for 文¶
for
文は,特定の範囲やリストなどを繰り返し走査する際に利用します. 以下に基本的な構文と具体的な例を示します.
6.1.1 基本構文¶
6.1.2 例: リストの要素を繰り返し表示する¶
このコードはリストfruits
の各要素を順に表示します.
6.1.3 例: range による数値の繰り返し¶
この例では 0 から 4 までの数値を順に表示します.range(5)
は 0 から 4 までの整数を生成します.
6.2 while 文¶
while
文は条件がTrue
である間,処理を繰り返し実行します.
6.2.1 基本構文¶
6.2.2 例: 条件を満たす間繰り返す処理¶
このコードはcount
が 5 未満である間に繰り返し実行されます.
6.3 break と continue¶
繰り返し処理において,特定の条件でループを中断したり次のイテレーションに進んだりするには,break
とcontinue
を使います.
6.3.1 break¶
break
はループを完全に抜け出すために使用します.
6.3.1.1 例: 指定の条件でループを終了¶
このコードは3
を見つけた時点でループを終了します.
6.3.2 continue¶
continue
はループの現在のイテレーションをスキップして次のイテレーションに進みます.
6.3.2.1 例: 偶数をスキップ¶
このコードは偶数をスキップして奇数のみを表示します.
以上が繰り返し処理の基本です.実際にコードを動かして,理解を深めてください.学んだ内容を日常の様々なプログラミング課題に活かしていきましょう!