9. グラフの保存と共有(画像・HTML ファイルとして出力)¶
Plotly で作成したグラフやビジュアライゼーションを他の人と共有するためには、グラフを画像や HTML ファイルとして保存・出力する方法を理解することが重要です。この章では、具体的なコード例を交えて、グラフを保存・共有する方法を紹介します。
9.1 画像として保存¶
Plotly のグラフを画像ファイルとして保存する場合、write_image
関数を使用します。この関数では、PNG、JPEG、PDF などの形式でグラフを保存することができます。以下は、PNG 形式でグラフを保存する例です。
import plotly.express as px
# サンプルデータとグラフの作成
df = px.data.iris()
fig = px.scatter(df, x='sepal_width', y='sepal_length', color='species')
# グラフをPNG形式で保存
fig.write_image("figure.png")
9.1.1 必要なライブラリのインストール¶
Plotly の画像出力には、kaleido
というライブラリが必要になります。以下のコマンドでインストールしてください。
9.2 HTML ファイルとして保存¶
グラフを HTML ファイルとして保存すると、インタラクティブな要素をそのまま保った状態で Web 上で共有することができます。以下は、HTML 形式でグラフを保存する方法です。
import plotly.express as px
# サンプルデータとグラフの作成
df = px.data.iris()
fig = px.scatter(df, x='sepal_width', y='sepal_length', color='species')
# グラフをHTML形式で保存
fig.write_html("figure.html")
9.3 グラフの共有¶
保存した画像や HTML ファイルは、以下の方法で共有することができます。
9.3.1 メールで送信¶
保存したファイルをメールの添付ファイルとして送信することで、簡単に人と共有することができます。HTML ファイルの場合、受け手がファイルを開けば、インタラクティブなグラフをその場で確認できます。
9.3.2 クラウドストレージサービス¶
Google Drive や Dropbox といったクラウドストレージサービスを利用してファイルをアップロードし、共有リンクを生成することでスムーズに他者と共有することができます。
9.3.3 GitHub Pages の利用¶
GitHub Pages を利用すると、自分のリポジトリ上で HTML ファイルを公開し、静的サイトとして他の人にアクセスさせることができます。特に長期間共有したい場合に便利です。
このように、Plotly のグラフはさまざまな形式で保存・共有することができ、相手に合わせた方法での共有が可能です。ぜひ、活用してみてください!