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2. pandas のインストール方法

pandas はデータ操作に非常に便利な Python ライブラリで、データ分析やデータサイエンスの分野でよく使用されます。このパートでは、pandas を Python 環境にインストールする方法を説明します。

2.1 前提条件

  • Python のインストール
    pandas は Python で動作するため、まず Python をインストールしておく必要があります。公式の Python ページから Python をダウンロードし、インストールしてください。通常、3.x 系のバージョンをインストールすることをおすすめします。

  • pip のインストール
    pip は Python のパッケージ管理ツールです。通常、Python をインストールすると自動的に pip もインストールされます。確認するには以下のコマンドをターミナルまたはコマンドプロンプトで入力してください。

pip --version

2.2 pandas のインストール

pandas のインストールは非常に簡単です。pip を使用して以下のコマンドを実行するだけです。

pip install pandas

このコマンドを実行すると、pandas と必要な依存ライブラリがダウンロードされ、Python 環境にインストールされます。

2.3 インストールの確認

pandas が正しくインストールされているかどうかを確認するために、Python のインタプリタを起動し、以下のコードを実行してください。

import pandas as pd

print(pd.__version__)

このコードは pandas をインポートし、インストールされているバージョンを表示します。エラーが発生せずに正しいバージョンが表示されれば、インストールは成功しています。

2.4 仮想環境での pandas インストール

プロジェクトごとに異なるライブラリのバージョンを管理したい場合、またはシステム環境を汚さずに依存関係を扱いたい場合は、Python の仮想環境を使用して pandas をインストールすることをおすすめします。

2.4.1 仮想環境の作成

仮想環境はvenvモジュールを使用して作成できます。ターミナルまたはコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。

python -m venv myenv

このコマンドはmyenvという名前の仮想環境を作成します。

2.4.2 仮想環境の有効化

作成した仮想環境を有効化します。

  • Windows:
myenv\Scripts\activate
  • macOS/Linux:
source myenv/bin/activate

仮想環境が有効化されると、ターミナルのプロンプトに仮想環境名が表示されます。

2.4.3 仮想環境での pandas インストール

仮想環境が有効化された状態で、pandas をインストールします。

pip install pandas

2.4.4 仮想環境の無効化

作業が終わったら、仮想環境を無効化することを忘れずに。

deactivate

この手順で pandas を仮想環境上でインストール・管理することができます。今後は、プロジェクトごとに適合するライブラリのバージョンを安全に使えるようになります。