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3. グラフのタイトル・軸ラベル・凡例の追加

グラフをわかりやすくするためには、タイトルや軸ラベル、凡例を適切に設定することが重要です。この章では、Matplotlib を使ってこれらをどのように追加・カスタマイズするかを学びます。

3.1 タイトルの追加

グラフのタイトルは、全体の内容を簡潔に示します。plt.title()を使ってタイトルを設定することができます。

import matplotlib.pyplot as plt

# データの準備
x = [1, 2, 3, 4, 5]
y = [2, 3, 5, 7, 11]

# グラフの描画
plt.plot(x, y)

# タイトルの追加
plt.title("素数のプロット")

# グラフの表示
plt.show()

3.2 軸ラベルの設定

軸ラベルを設定することで、何を示しているのかを明確に伝えることができます。plt.xlabel()plt.ylabel()を使用してラベルを追加します。

# グラフの描画
plt.plot(x, y)

# 軸ラベルの設定
plt.xlabel("x – 軸 (整数)")
plt.ylabel("y – 軸 (素数)")

# グラフの表示
plt.show()

3.3 凡例の追加

複数のデータシリーズを表示する場合は、凡例を追加することで、どの系列が何を示しているかを明確にすることができます。plt.legend()を使って凡例を追加します。

# データの準備
x = [1, 2, 3, 4, 5]
y1 = [2, 3, 5, 7, 11]
y2 = [1, 4, 6, 8, 10]

# グラフの描画
plt.plot(x, y1, label="素数")
plt.plot(x, y2, label="他の数")

# 凡例の追加
plt.legend()

# グラフの表示
plt.show()

3.4 総合例

ここまで学んだ内容を組み合わせて、より見やすく説明力のあるグラフを作成します。

# データの準備
x = [1, 2, 3, 4, 5]
y1 = [2, 3, 5, 7, 11]
y2 = [1, 4, 6, 8, 10]

# グラフの描画
plt.plot(x, y1, label="素数")
plt.plot(x, y2, label="他の数")

# タイトルと軸ラベル
plt.title("整数と素数の比較")
plt.xlabel("整数")
plt.ylabel("値")

# 凡例の追加
plt.legend()

# グラフの表示
plt.show()

この章では、Matplotlib を使用してグラフにタイトル、軸ラベル、凡例を追加する方法を学びました。これらの要素を活用することで、データの可視化がより効果的になります。実際のデータを使って試してみましょう!