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1. Matplotlib の概要とインストール方法

1.1 Matplotlib の概要

Matplotlib は、Python でデータの可視化を行うための強力なライブラリです。折れ線グラフ、棒グラフ、散布図、ヒストグラムなど、多種多様なグラフを簡単に作成することができます。また、高度なカスタマイズをサポートしており、グラフの外観を自由に設定することが可能です。

1.1.1 特徴

  • 豊富なグラフの種類: 様々な形式のグラフを描画可能。
  • カスタマイズ性: グラフのスタイル、色、ラベル、凡例などを詳細に設定可能。
  • 他のライブラリとの連携: NumPy や Pandas といったデータ操作ライブラリと組み合わせて使用することが多い。

1.2 Matplotlib のインストール方法

Matplotlib は一般的な Python パッケージ管理ツールであるpipを用いてインストールすることができます。以下の手順に従ってインストールを進めてください。

1.2.1 Python 環境の確認

まず、Python がインストールされているかを確認します。ターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。

python --version

上記のコマンドに対して、Python のバージョンが表示されれば Python がインストールされています。表示されない場合は、Python の公式サイトからインストールしてください。

1.2.2 Matplotlib のインストール

Python がインストールされていることを確認したうえで、次のコマンドを使用して Matplotlib をインストールします。

pip install matplotlib

1.2.3 インストールの確認

インストールが正常に行われたかを確認するために、Python のインタープリタを開き、以下のように入力します。

import matplotlib.pyplot as plt

print(plt.__version__)

エラーが発生せず、バージョン情報が表示されればインストールが完了しています。

1.3 簡単な確認

インストールが成功したら、実際に簡単なグラフを作成してみましょう。以下のコードを試してみてください。

import matplotlib.pyplot as plt

# サンプルデータ
x = [1, 2, 3, 4, 5]
y = [2, 3, 5, 7, 11]

# グラフの作成
plt.plot(x, y)

# タイトルの設定
plt.title('Simple Line Plot')

# グラフの表示
plt.show()

このコードを実行すると、簡単な折れ線グラフが表示されるはずです。このようにして、基礎的なグラフを作成することから始めてみましょう。